世界一高いマンションランキング【図解あり】
1-1. 世界各国のトップ10マンション一覧
| 順位 | 建物名 | 都市・国 | 高さ | 階数 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | セントラルパークタワー | ニューヨーク・米国 | 472.4m | 98階 |
| 2 | 111ウェスト57番街 (スタインウェイタワー) |
ニューヨーク・米国 | 435.3m | 84階 |
| 3 | プリンセスタワー | ドバイ・UAE | 414.0m | 101階 |
| 4 | 432パークアベニュー | ニューヨーク・米国 | 426.0m | 85階 |
| 5 | マリーナ101 | ドバイ・UAE | 425.0m | 101階 |
| 6 | トランプインターナショナル ホテル&タワー |
シカゴ・米国 | 423.0m | 98階 |
| 7 | 30ハドソンヤード | ニューヨーク・米国 | 387.0m | 73階 |
| 8 | エリート・レジデンス | ドバイ・UAE | 380.5m | 87階 |
| 9 | セントラルパーク レジデンシズ |
ニューヨーク・米国 | 374.0m | 73階 |
| 10 | ザ・マリーナトーチ | ドバイ・UAE | 352.0m | 86階 |
出典:Council on Tall Buildings and Urban Habitat: 「List of tallest residential buildings (September 2024)」
世界一高い居住用マンションは、ニューヨークのセントラルパークタワーで、高さ472.4メートル・98階建てです(*1)。この記録は2020年に樹立され、現在も世界最高峰の居住空間として君臨しています。
第2位は同じくニューヨークの111ウェスト57番街で、高さ435.3メートル・84階建てです。この建物は世界一細長い超高層ビルとしても知られ、高さと幅の比率が24対1という驚異的な設計を誇ります。
第3位はドバイのプリンセスタワーで、高さ414メートル・101階建てです。かつては世界一高い居住用タワーの記録を保持していた建物で、現在もドバイを代表するランドマークの一つとなっています。
これら超高層マンションは、ニューヨーク、ドバイ、香港など世界の主要都市に集中しており、国際的な富裕層の注目を集めています(*2)。
1-2. 価格・階数・立地を比較したランキング概要
| 都市・物件 | 価格上昇率 (期間) |
|---|---|
| ニューヨーク セントラルパークタワー |
+29% (Q1 2025) |
| ニューヨーク 111ウェスト57番街 |
+29% (Q1 2025) |
| ドバイ 高級住宅市場全体 |
+147% (2020-2024) |
| ソウル 高級住宅市場 |
+18.4% (2024-2025) |
| マニラ 高級住宅市場 |
+17.8% (2024) |
| 東京 高級住宅市場 |
+12.7% (2024) |
| グローバル45都市平均 | +2.8% (2024-2025) |
出典:Knight Frank: 「Key takeaways from this year’s Prime International Residential Index (March 2025)」、Business Insider: 「See Inside the World’s Tallest Residence (December 2023)」
世界最高層のセントラルパークタワーのペントハウスは、当初2.5億ドルで販売されましたが、その後1.95億ドルに値下げされました(*3)。これは日本円で約293億円に相当し、地上431メートルの高さに位置する特別な住空間です。
第2位の111ウェスト57番街のペントハウスは1.1億ドルで販売されており、80階から83階にまたがる約1,067平方メートルの広さを誇ります。一方、過去5年間で最も価格上昇が顕著だったのはドバイで、高級住宅価格は147%の上昇を記録しました(*4)。
2025年第1四半期のマンハッタン高級不動産市場では、アパート販売件数が前年比29%増加し、総取引額は57億ドルに達しています。グローバル全体では、45都市の高級住宅価格指数が2025年3月までの1年間で平均2.8%上昇しており、ソウルが18.4%の成長率でトップに立っています(*5)。
1-3. 新たに登場した超高層プロジェクトの特徴
| プロジェクト名 | 都市・国 | 計画高さ | 階数 | 進捗状況 |
|---|---|---|---|---|
| ジェッダタワー | ジェッダ・ サウジアラビア |
1,008m | 167階 | 建設中 (約1/3完成) |
| ブルジュ・アジジ | ドバイ・UAE | 725m | 133階 | 建設開始 (2028年完成予定) |
| トライアンフタワー | バルネアリオ・ カンボリウ・ブラジル |
544m | 100階 | 承認済み (2024年8月) |
| セントラルパークタワー | ニューヨーク・ 米国 |
472m | 98階 | 現在の世界1位 (2020年完成) |
| 2025年完成予定:200m超が135棟以上、うちスーパートール(300m超)が12〜20棟 | ||||
出典:CTBUH: 「2025 Trends & Forecasts Report (February/March 2025)」、Dezeen: 「World’s tallest residential skyscraper approved in Brazil (August 2024)」
2025年時点で建設が進む最大のプロジェクトは、サウジアラビアのジェッダタワーで、計画高さは1,008メートルです(*6)。2024年末に工事が再開され、現在約3分の1が完成しています。
ドバイでは2025年にブルジュ・アジジの建設が開始されました。高さ725メートル・133階建ての計画で、2028年の完成を目指しています。
ブラジルのバルネアリオ・カンボリウでは、2024年8月にトライアンフタワーが承認されました(*7)。高さ544メートル・100階建てのこの建物は、完成すれば世界一高い居住用タワーとなる可能性があります。
2025年には世界中で135棟以上の高さ200メートル超の建物が完成予定で、そのうち12棟から20棟がスーパートールと呼ばれる300メートル以上の超高層建築になる見込みです。
超高層マンション市場の価格動向と最新トレンド

2-1. 世界の超高層マンション市場で起きている価格変化
2024年のグローバル高級住宅市場は、年間価格成長率が3.6%を記録しました(*8)。この成長を牽引したのはソウルで18.5%、マニラで17.8%、ドバイで16.8%の上昇率となっています。
東京の高級住宅価格も12.7%の成長を示しており、高株価と円安が背景にあります。
世界の高級住宅市場全体の規模は、2024年の約97兆円から2032年には約152兆円へと拡大する予測です(*9)。これは年平均成長率5.62%に相当します。特に超高層マンションが集中する都市部では、限られた供給と富裕層の旺盛な需要により、一般住宅を上回る価格上昇が続いています。
マンハッタンでは2025年第1四半期に高級アパートの販売総額が前年比56%増加し、市場の活況を示しています(*4)。
2-2. 価格上昇を支える為替・金利・需要の動き
2025年には世界中で約13.5万人のミリオネアが移住すると予測されており、これが高級不動産需要を押し上げています(*10)。
金利環境では、欧州とオーストラリアで政策金利の引き下げが行われ、米国連邦準備制度も引き続き利下げを進める見通しです(*11)。この金利低下は不動産投資におけるレバレッジ活用を促進し、高級物件の購入を後押ししています。
アジア太平洋地域の高級住宅市場は2024年に平均3.1%の価格上昇を記録し、2025年には1.5%から4.5%の成長が予測されています。
為替面では、円安が日本の富裕層による海外不動産投資を促進する一方、外国人投資家にとっては日本の不動産が割安に映る状況が生まれています。こうした複合的な要因が、世界の超高層マンション市場の価格形成に影響を与えています。
2-3. 高価格帯を形成する主な要因と今後の見通し
超富裕層の増加が高級不動産需要を牽引しており、2024年のカナダでは高級住宅購入者の45%が外国人投資家となっています(*12)。ニューヨーク、ロンドン、ドバイといった主要都市での需要は、経済成長、富の蓄積、外国投資、ライフスタイル志向という4つの要因で形成されています。
2025年には少なくとも135棟の高さ200メートル以上の建物が完成予定で、そのうち12棟から20棟がスーパートールになると見込まれています(*6)。建設技術の進歩により、かつては不可能だった高さの建物が実現可能になり、希少性がさらに高まっています。
今後の見通しとして、主要都市の立地制約と富裕層人口の増加が続く限り、超高層マンションの高価格帯は維持される可能性が高いと考えられます。特にブランド力のある開発会社が手がけるプロジェクトは、プレミアム価格での取引が続くでしょう。
世界一高いマンションに住む魅力とメリット

3-1. 眺望・設備・デザインが生む特別な居住体験
セントラルパークタワーは131階建てで179戸の高級レジデンスを擁し、ニューヨークで最も高い場所にあるプライベート住宅クラブを備えています(*13)。レストラン、ジム、会議室、18席のシアタールームなど、最上級の共用施設が整備されています。432パークアベニューでは、地上約430メートルの高さから約15キロメートル先のラガーディア空港まで見渡せる眺望が楽しめます。
高級マンションの標準設備には、オープンフロアプラン、高い天井、大型窓、硬木フローリング、石製カウンタートップ、ステンレス製家電、屋上デッキ、リゾート風プールなどが含まれます(*14)。
これらの設備は単なる居住空間を超え、クルーズ船のような特別な生活体験を提供します。超高層マンションならではの圧倒的な眺望と最先端の設備により、居住者は日常的に非日常を体験できる環境が整っています。
3-2. 富裕層が求めるプライバシーとセキュリティ
超高級マンションでは、24時間体制のセキュリティチーム、CCTV監視、ゲート付きアクセス、最先端の施錠システム、プライベート入口、防音設備が標準装備されています(*15)。プライバシー確保のため、専用エレベーター、カードアクセスシステム、指紋認証、ペントハウス専用フロアへの分離アクセス、隣人との接触を制限する設計が採用されています。
最新のスマートアクセス技術により、キーレスエントリー、自動照明、スマートフォン制御のセキュリティシステムが導入され、居住者は高度なコントロールとプライバシーを享受できます(*16)。
超高層マンションの高層階は、地上からの物理的な距離により自然なプライバシーが確保されており、これに加えて多層的なセキュリティ対策が施されることで、富裕層が求める安全で静穏な生活環境が実現されています。
3-3. 世界各地の高級レジデンスに共通する魅力
世界の超高層マンションでは、432パークアベニューの3万平方フィートにわたる共用施設のように、複数フロアにまたがる豪華なアメニティが一般的です(*17)。共通する特徴として、23メートルの屋内プール、スパ、フィットネスセンター、スクリーニングルームなどが挙げられます。
世界中の高級レジデンスに共通するのは、最先端フィットネス施設、ウェルネス設備、屋上インフィニティプール、コンシェルジュサービス、スパ施設、プライベートダイニングルームといった要素です。
これらは都市や国を超えて、富裕層が期待する標準的なサービスとなっています。
超高層マンションが持つ投資価値と将来性

4-1. 高さ・ブランド・立地がもたらす資産価値
超富裕層人口は2025年にグローバルで4.2%増加し、高級住宅価格は3.1%上昇しています(*19)。ファミリーオフィスの40%以上が今後18か月で不動産配分を増やす計画であり、高級物件への投資意欲が高まっています。
ドバイでは2020年に100万ドル(約1.5億円)で購入した高級不動産が、2024年には270万ドル(約4億円)の価値に達し、4年間で170%の増加を記録しました(*19)。
英国には100万ポンド以上(約2億円超)の住宅が56万3,000戸あり、その合計資産価値は1兆1,500億ポンド(約230兆円)に達します。これらの54%がロンドンに集中しており、立地の重要性を示しています(*20)。
高級不動産は主要都市の一等地に位置し、安定した賃貸収入とインフレヘッジ機能を提供します。ブランド力のある開発会社が手がける超高層マンションは、希少性と象徴性により長期的な資産価値の維持が期待できます。
4-2. 新興都市で進む超高層開発と投資チャンス
2025年時点で世界中に509棟の高さ200メートル超の建物が建設中で、そのうち96棟がスーパートールです(*6)。
新興市場では特に注目すべき動きがあり、ブラジルのバルネアリオ・カンボリウでセンナタワーが計画されています(*21)。高さ500メートルのこの建物は、完成すれば南米最高かつ世界最高の居住用タワーになる可能性があります。ジェッダタワーは2024年末に建設が再開され、1,000メートルの計画高さで約3分の1が完成しています。
東南アジア市場では、ベトナムがGDP成長率6.5%、フィリピンが6.1%を記録し、2028年までに超富裕層が45.2%増加すると予測されています(*22)。新興市場での長期賃貸利回りは6.5%から9%、短期賃貸では7%から12%が見込まれ、オフプラン物件では完成までに25%から40%の価値上昇が期待できます。
これらの市場は成長段階にあり、早期参入による高いリターンの可能性があります。
4-3. 長期保有と転売、それぞれのリターンの考え方
米国の平均総賃貸利回りは2025年第3四半期に6.51%を記録し、前年同期の6.10%から改善傾向にあります(*23)。日本の高級マンションでは表面利回りが3%から5%、一戸建てアパートでは約8%で、東京の一等地物件では年間5%から7%の利回りが実現可能です(*24)。
長期保有戦略では、安定した家賃収入の確保、税制優遇の活用、インフレヘッジとしての資産保全が主な目的となります。一方で転売戦略は、市場サイクルの上昇期を捉えたキャピタルゲインの獲得を目指します。マンハッタンの高級市場では2025年第1四半期に300万ドル以上の取引の90%が現金購入となっており、富裕層は金利変動の影響を受けにくい状況です(*25)。
投資判断では、立地の将来性、物件のブランド力、設備の優位性が重要な評価要素となります。長期保有と転売のどちらを選ぶかは、投資家の資金計画、税務状況、市場見通しに応じて決定すべきです。
FAQ|世界一高いマンションに関する質問

Q. 世界一高いマンションは誰でも買える?購入条件や制限はある?
A,購入には高額な資金力が必須で、セントラルパークタワーのペントハウスは1.95億ドルです。
モナコでは購入者にフルタイム居住が求められ、米国市民の場合は税制優遇を受けるために市民権放棄が必要になることもあります。高層マンションの住宅ローンには良好なクレジットスコアが不可欠で、多くの貸し手が外壁システム火災審査証明書を要求します。
国によって外国人所有規制が異なり、カナダでは2024年の高級住宅購入者の45%が外国人投資家となっていますが、制限がある国もあります。
Q. 世界一高いマンションにかかるコストは?
A,購入価格に加え、登記費用、移転費用、固定資産税、管理費、修繕積立金が発生します。
超高層マンションの管理費には24時間コンシェルジュ、セキュリティサービス、共用施設維持費が含まれます。具体的な金額は物件の立地、規模、設備によって大きく異なるため、購入前に開発会社や管理会社へ直接確認することが推奨されます。海外送金手数料、不動産エージェント手数料、保険料、リノベーション費用なども考慮する必要があります。
Q. 投資目的で買うと儲かる?将来的なリターンや注意点は?
A,マンハッタンの高級市場は2025年第1四半期にアパート販売が29%増加し、総額57億ドルに達しました。
取引の58%が全額現金で行われており、市場の強さを示しています。
投資リターンは立地、市場動向、物件の設備品質に大きく左右されます。300万ドル以上の取引の90%が現金購入で、高級セグメントは住宅ローン金利の影響をほとんど受けません。
ただし超高額物件は流動性が低く、売却に時間がかかる可能性があります。市場変動リスク、維持管理コスト、規制変更リスクを十分に検討した上で投資判断を行うべきです。
まとめ|世界一高いマンションが示す”資産と憧れ”の最前線
世界一高いマンションは単なる居住空間を超え、富裕層にとって資産価値と社会的地位を象徴する存在です。
セントラルパークタワーの472.4メートルという高さは、2020年以来の世界記録であり、1.95億ドルという価格は超高級市場の頂点を示しています。グローバル高級住宅市場は2024年に3.6%成長し、ドバイでは過去5年間で147%の価格上昇を記録しました。
2025年には13.5万人のミリオネアが移住し、超富裕層人口は4.2%増加する見込みです。新たなプロジェクトとして、ドバイのブルジュ・アジジ725メートルやブラジルのトライアンフタワー544メートルが計画され、記録更新の可能性があります。
投資対象としては、立地の希少性、ブランド力、設備の優位性が資産価値を支え、主要都市では長期的な価格維持が期待されます。
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出典元
- *1 Council on Tall Buildings and Urban Habitat: 「List of tallest residential buildings (September 2024)」
- *2 Visual Capitalist: 「Ranked: The World’s Tallest Skyscrapers in 2024 (August 2024)」
- *3 Business Insider: 「See Inside the World’s Tallest Residence, a $195 Million Penthouse (December 2023)」
- *4 Knight Frank: 「Key takeaways from this year’s Prime International Residential Index (March 2025)」
- *5 Knight Frank: 「Prime Global Cities Index 2025 Q1 (April 2025)」
- *6 CTBUH: 「2025 Trends & Forecasts Report (February/March 2025)」
- *7 Dezeen: 「World’s tallest residential skyscraper approved in Brazil (August 2024)」
- *8 Knight Frank: 「Global luxury house prices up 3.6% in 2024 (March 2025)」
- *9 Markets and Data: 「Global Luxury Residential Real Estate Market Size, Growth Report (October 2025)」
- *10 Knight Frank: 「Asia-Pacific luxury real estate: Resilience and rising demand (October 2025)」
- *11 JLL: 「Global Real Estate Outlook 2025 (February 2025)」
- *12 Fortune Business Insights: 「Luxury Residential Real Estate Market Share, Size, Trend Report (October 2024)」
- *13 UBM Development: 「The tallest residential building in the world (December 2021)」
- *14 VTS: 「The 56 Luxury Apartment Amenities Your Tenants Actually Want (February 2024)」
- *15 Confident Group: 「Ultra Luxury vs Luxury Apartments – Everything You Need to Know (December 2023)」
- *16 ButterflyMX: 「Top 15 Luxury Apartment Amenities for High-End Buildings (November 2024)」
- *17 CTBUH: 「The Story of 432 Park Avenue (Academic Paper 2015)」
- *18 JLL: 「Ultra-high-net worth wealth fuels European hotel development (February 2025)」
- *19 Knight Frank: 「The Wealth Report 2025: Key insights and opportunities (March 2025)」
- *20 Savills: 「The influence of private wealth in prime residential markets (September 2021)」
- *21 Dezeen: 「The 10 biggest building announcements of 2024 (December 2024)」
- *22 Neginski: 「Luxury real estate market outlook 2025: trends, hotspots and returns (September 2025)」
- *23 Global Property Guide: 「Gross rental yields in the United States (July 2025)」
- *24 INA & Associates: 「Why High Net Worth Individuals Prefer Real Estate Investment in Japan (August 2025)」
- *25 CNBC: 「Manhattan’s luxury real estate market sees best first quarter since 2014 (April 2025)」



