ドバイマンションの物件タイプ全7種を図解で解説

ドバイの不動産市場では、物件タイプが明確に区分されています。以下、業界標準に基づく主要7タイプを解説します。

アパートメント(高層マンション)

アパートメントは、ドバイで最も一般的な物件タイプです。

高層ビルの一室を所有する形態で、1ベッドルームから5ベッドルームまで幅広い選択肢があります。共用施設にはプールやジム、24時間セキュリティが含まれることが多く、維持管理は管理会社が担当するため手間がかかりません。

2024年のドバイ不動産取引の81%をアパートメントが占めており、投資初心者にも人気の物件タイプとなっています(*1)。

ヴィラ(独立型一戸建て)

ヴィラは完全に独立した一戸建て住宅で、プライベートプールや庭が付帯します。

敷地面積は一般的に2,000平方フィート(約186平方メートル)から10,000平方フィート(約929平方メートル)以上まであり、富裕層や大家族に適しています。タウンハウスや半独立型住宅とは異なり、隣接する建物と壁を共有しない完全独立構造が特徴です(*2)。

ただし、2024年の全取引におけるヴィラの割合はわずか6%と供給が限定的です。

タウンハウス(連棟式住宅)

タウンハウスは2階建てまたは3階建ての連棟式住宅で、両側の壁を隣家と共有します。

一般的な面積は2,000平方フィート(約186平方メートル)から3,000平方フィート(約279平方メートル)で、小規模な庭やテラスが付きます。管理組合が共用エリアを管理し、居住者は定期的な管理費を支払います。

ヴィラより手頃な価格でプライベート空間を確保できるため、子育て世帯に人気があります。

デュープレックス(メゾネット)

デュープレックスは2層構造のアパートメントで、内部階段で上下階がつながっています。一般的に下階にリビングやキッチンなどの共用スペース、上階に寝室を配置する設計が主流です(*3)。

ダウンタウン・ドバイやドバイマリーナなどの高層タワーに多く見られ、通常のアパートメントより広い居住空間と独立性を求める購入者に選ばれています。縦方向に積み重なるタイプと横並びで壁を共有するタイプがあります。

ペントハウス(最上階特別仕様)

ペントハウスは高層ビルの最上階に位置する高級住戸で、広いテラスやパノラマビューが特徴です。プライベートプールやジャグジー、専用エレベーターなどの特別設備を備えることが多く、内装も高級仕様となっています。

賃貸利回りは4.9%から5.5%程度と通常のアパートメントより低めですが、これは購入価格が高額なためです。富裕層向けの最上級物件として位置づけられています。

スタジオ(ワンルーム)

スタジオは寝室・リビング・ダイニングが一体化したワンルームタイプで、面積は一般的に330平方フィート(約31平方メートル)から600平方フィート(約56平方メートル)です(*4)。ドバイで最も小型の物件タイプとして、単身者やカップル向けに設計されています。

エキスポ・ヴィレッジでは430平方フィート(約40平方メートル)、ドバイマリーナのタワーでは370平方フィート(約34平方メートル)から600平方フィート(約56平方メートル)の物件が主流です。

サービスアパートメント(ホテル型レジデンス)

サービスアパートメントは家具付きで、ハウスキーピング、コンシェルジュ、セキュリティなどホテルスタイルのサービスが含まれます。日単位、週単位、月単位での滞在が可能で、フル装備のキッチンや洗濯設備、ジム、温度調節機能付きプールを備えています。

2025年のドバイにおける月額賃料は、スタジオで5,000AED(約20万円)から12,000AED(約48万円)、1ベッドルームで8,000AED(約32万円)から18,000AED(約72万円)が相場です。短期賃貸での高収益を狙う投資家に適しています。


ドバイマンションの価格相場|物件タイプ別の最新データ【2026年版】

2-1 スタジオ・1ベッドは3,500万円〜5,000万円が主流価格帯

物件タイプ別の価格帯と投資特性は以下の通りです。

ドバイ物件タイプ別価格帯(2025年)
物件タイプ 価格帯(AED) 価格帯(日本円) 投資特性
スタジオ 40万〜156万 1,600万〜6,240万円 利回り7-11%・少額投資
1ベッドルーム 70万〜300万 2,800万〜1億2,000万円 利回り6.5-9%・安定需要
2ベッドルーム
タウンハウス
130万〜180万 5,200万〜7,200万円 利回り6-9%・ファミリー向け
3ベッドルーム
タウンハウス
160万〜250万 6,400万〜1億円 利回り6-9%・駐在員需要高
4ベッドルーム
タウンハウス
230万〜350万 9,200万〜1億4,000万円 利回り6-8%・大家族向け
ヴィラ
(独立型住宅)
870万(平均)
1,000万〜8,000万
3億4,800万円(平均)
4億〜32億円
利回り4-6%・資産価値上昇
超高級ヴィラ
(パームジュメイラ等)
最高36,500万 最高146億円 超富裕層向け・記録的取引

出典:Dubai Land Department (DLD)、Knight Frank UAE「Dubai Residential Market Review Q3 2025」、Arabian Business「Dubai real estate: Villa prices surge to $2.3mn average in Q3 2025」(2025年10月)、為替レート:1AED=40円

スタジオの価格帯は40万AED(約1,600万円)から156万AED(約6,240万円)、1ベッドルームは70万AED(約2,800万円)から300万AED(約1億2,000万円)が一般的です(*5)。

2025年第3四半期時点で、ドバイ全域のアパートメント平均価格は1平方フィートあたり1,798AED(約7,192円)に達しており、2020年第1四半期と比較して69%上昇しています(*6)。平方メートルあたりの平均価格は1,313AED(約5,252円)となっています。

都心部の人気エリアでは、この平均価格を大きく上回る物件も珍しくありません。

2-2 ヴィラは2億円超が一般的で高級エリアは31億円に達する物件も

アパートメントとヴィラの1平方フィートあたり価格推移(2020年第1四半期を基準)は以下の通りです。

ドバイ不動産価格推移:アパートメント vs ヴィラ(2020-2025年)

出典:Knight Frank UAE「Dubai Residential Market Review Q3 2025」(2025年11月)、Arabian Business「Dubai real estate: Villa prices surge to $2.3mn average in Q3 2025」(2025年10月)

補足:2020年Q1を基準とした価格変動。アパートメント:+69%、ヴィラ・タウンハウス:+124%の上昇。為替レート:1AED=40円で換算。

ヴィラとタウンハウスを含む独立型住宅の平均価格は、2025年第3四半期時点で870万AED(約3億4,800万円)に達しています。この価格は前年同期比で21%上昇しました。1平方フィートあたりの平均価格は2,250AED(約9,000円)で、2020年第1四半期から124%上昇しています。

パーム・ジュメイラやエミレーツ・ヒルズなどの超高級エリアでは、1,000万AED(約4億円)から8,000万AED(約32億円)の物件が取引されています。2025年にはパーム・ジュメイラの区画が3億6,500万AED(約146億円)で売却され、記録的な取引となりました。

2-3 タウンハウスは7,000万円台から購入でき家族向け投資に最適

タウンハウスの間取り別価格帯と投資特性は以下の通りです。

タウンハウス間取り別価格帯(2025年)
間取り 価格帯(AED) 価格帯(日本円) ターゲット層
2ベッドルーム 130万〜180万 5,200万〜7,200万円 小家族・カップル
3ベッドルーム 160万〜250万 6,400万〜1億円 外国人駐在員
ファミリー
4ベッドルーム 230万〜350万 9,200万〜1億4,000万円 大家族
エグゼクティブ
ヴィラ比較 一般的にヴィラより20〜40%低い価格帯で取引

出典:RQitects「Luxury Townhouse Designs in Dubai」(2024年10月)、FAM Properties「Dubai’s Townhouses Are Going Luxe」、為替レート:1AED=40円

2ベッドルームのタウンハウスは130万AED(約5,200万円)から180万AED(約7,200万円)、3ベッドルームは160万AED(約6,400万円)から250万AED(約1億円)、4ベッドルームは230万AED(約9,200万円)から350万AED(約1億4,000万円)が目安となります。

タウンハウスは賃貸利回りが6%から9%と高く、特に外国人駐在員が多いファミリー向けエリアで安定した需要があります。主要調査会社はヴィラとタウンハウスを統合して集計しているため、タウンハウス単体の詳細データは限定的ですが、一般的にヴィラより20%から40%低い価格帯で取引されています。

2-4 新築オフプランは完成物件より20〜30%安く購入できる

2025年のオフプラン物件市場の主要データは以下の通りです。

ドバイ・オフプラン物件市場データ(2025年)
項目 2025年データ 前年比較
総取引件数 134,623件
総取引額 2,930億AED
(約11兆7,200億円)
全取引に占める割合 62.6% 高い市場信頼性を示す
新規プロジェクト数 446件 +18件(前年428件)
価格メリット 10〜30%割引 完成物件と比較
Q3 2025取引数
(3ヶ月間)
42,000件 前年比+24%
全取引の76%占有

出典:Oplus Realty「Dubai off-plan market report 2025」(2026年1月)、Cavendish Maxwell「Q3 2025 Dubai off-plan property sales report」(2025年11月)、Arabian Business「Dubai off-plan property sales hit record high」(2025年11月)

オフプラン物件とは建設中の物件を予約購入する方式で、完成物件と比較して一般的に10%から30%低い価格で購入できます(*8)。

2025年の総取引におけるオフプラン物件の割合は62.6%に達し、市場の高い信頼性を示しています。2025年の総オフプラン取引数は134,623件、総額2,930億AED(約11兆7,200億円)に上りました。

新規オフプランプロジェクトは2025年に446件立ち上がり、前年の428件から増加しています。分割払いプランが利用できる点も投資家にとって大きなメリットです。


アパートメント・ヴィラ・タウンハウスの選び方比較表

3-1 維持費・管理費|アパートメントは年30万円、ヴィラは年200万円超

アパートメントの管理費は通常、年間10AED(約400円)から25AED(約1,000円)を1平方フィートあたりに換算した金額です(*9)。例えば972平方フィート(約90平方メートル)の1ベッドルームアパートメントで1平方フィートあたり12.36AED(約494円)の管理費率を適用すると、年間費用は12,014AED(約48万円)となります(*10)。

一方、ヴィラの管理費は年間3AED(約120円)から7AED(約280円)を1平方フィートあたりに換算します。2,998平方フィート(約278平方メートル)の4ベッドルームヴィラで1平方フィートあたり2.81AED(約112円)を適用すると、年間費用は8,424AED(約34万円)ですが、プールや庭の維持費を含めると総額200万円を超えることもあります。

高級開発エリアでは1平方フィートあたり25AED(約1,000円)以上の管理費がかかる場合もあります。

3-2 賃貸利回り|スタジオ・1ベッドは7〜9%、ヴィラは4〜6%

スタジオは総賃貸利回りが7%~11%、1ベッドルームは6.5~9%、2ベッドルームは6%~8%が一般的です(*11)。

最も高い利回りを記録するエリアは、インターナショナル・シティの8%~10%、ジュメイラ・ヴィレッジ・サークルのスタジオで7.5%~9%、ドバイ・シリコン・オアシスの8.5%~10%です(*12)。一方、3ベッドルームから5ベッドルームのヴィラは4%~6%の利回りとなっています。

コンパクト物件の方が賃貸需要が安定しており、価格も手頃なため高い利回りを実現できます。ただし、管理の手間や入居者の入れ替わり頻度も考慮する必要があります。

3-3 転売しやすさ|5,000万円以下のアパートメントが最も流動性が高い

2025年第1四半期から第3四半期のデータによると、100万AED(約4,000万円)未満の価格帯では物件在庫が14%減少する一方で、販売数は10%増加しています。これは需要が供給を上回り、物件が速やかに売却されていることを示します。

100万AED(約4,000万円)から2,500万AED(約10億円)の価格帯でも、在庫増加より販売増加のペースが速く、在庫補充より早く売却が進んでいます。

2025年第3四半期の総取引件数は56,854件に達し、前年同期比で17%近く増加しました。2024年の全取引の81%をアパートメントが占めており、ヴィラと比較して圧倒的に高い流動性があります。


物件タイプ別|ドバイで人気のエリアと立地選びのポイント

4-1 アパートメントはダウンタウン・マリーナ・ビジネスベイの都心部が人気

ビジネスベイは2025年に平均取引価格が940万AED(約3億7,600万円)、1平方フィートあたり2,672AED(約10,688円)を記録し、アパートメント市場で最高価格帯のエリアとなりました。2023年から2025年にかけて17%の価格上昇を記録しており、ダウンタウン、ドバイ国際金融センター、ドバイ運河に隣接する戦略的立地が評価されています。

ドバイマリーナには200棟以上の高層タワーがあり、専門職や駐在員からの強い賃貸需要により高い入居率が維持されています。

ダウンタウン・ドバイのスタジオは85万AED(約3,400万円)から260万AED(約1億400万円)、1ベッドルームは97.5万AED(約3,900万円)から530万AED(約2億1,200万円)が相場です。

ビジネスベイの詳しい情報については、こちらで詳しく書いています↓

ドバイダウンタウンの詳しい情報については、こちらで詳しく書いています↓

ドバイマリーナエリアの詳しい情報については、こちらで詳しく書いています↓

4-2 ヴィラはドバイヒルズ・アラビアンランチなどゴルフ場隣接エリアが中心

ドバイヒルズ・エステートのヴィラ価格は400万AED(約1億6,000万円)~1,500万AED(約6億円)で、18ホールのチャンピオンシップゴルフコースを備えています。

アラビアン・ランチのヴィラは250万AED(約1億円)~700万AED(約2億8,000万円)が相場で、エマールが開発したアラビアン・ランチ・ゴルフクラブへのアクセスが魅力です。

両コミュニティともファミリー向けの低密度開発を重視しており、緑地、学校、商業施設が計画的に配置されています。ゴルフライフスタイルを重視する富裕層に常に高い人気を維持しており、ヴィラ購入者の主要選択肢となっています。

4-3 タウンハウスはエマールサウス・ザ・バレーなど新興ファミリーエリアが狙い目

エマール・プロパティーズの2025年9ヶ月間の不動産売上は610億AED(約2兆4,400億円)に達し、前年同期比で22%増加しました(*15)。上半期だけで460億AED(約1兆8,400億円)の売上があり、前年比46%増を記録しています(*16)。

9月時点での受注残高は1,503億AED(約6兆120億円)で前年比49%増となっており、同社開発エリアへの強い需要を示しています。ただし、エマール公式発表では地域別やタウンハウス単体の販売データは公開されていません。ザ・バレーのタウンハウスは開発会社資料によると145万AED(約5,800万円)~248万AED(約9,920万円)で販売されており、新興エリアの価格優位性があります。

エマール・プロパティーズの開発エリアと投資価値については、こちらで詳しく書いています↓

4-4 リゾート系物件はパームジュメイラ・JBRでビーチアクセス重視

パーム・ジュメイラは2024年に1,631件の取引があり、総額84.4億AED(約3,376億円)に達しました(*17)。2025年上半期だけで不動産価値が16.5%上昇しており、海外投資家や高級志向の購入者から高い需要があります。

ジュメイラ・ビーチ・レジデンスは1平方フィートあたりの平均価格が前年比で3%上昇し、観光客と長期賃借人の両方から強い需要があります。

パーム・ジュメイラ、JBR、ブルーウォーターズ・アイランドを含むウォーターフロントエリア全体では、年間8%から10%の価格上昇が続いています(*18)。ジュメイラ・ベイ・アイランドは沿岸高級物件の中でも前年比24%の価格上昇を記録し、最も急成長しているエリアです。

パーム・ジュメイラの詳しいエリア情報については、こちらで詳しく書いています↓


ドバイ不動産市場の価格動向とマンション投資のタイミング

5-1 ドバイマンション価格は2023〜2025年で年率20%前後の急上昇

ドバイ住宅市場の販売価格と賃料の推移(2023-2025年)は以下の通りです。

ドバイ住宅価格・賃料上昇推移(2023-2025年)

出典:Knight Frank UAE「Dubai Residential Market Review Q3 2025」、CBRE Middle East「Dubai Real Estate Market Report Q1 2025」、Property Monitor「Dubai property price trends 2023-2025」

補足:2024年販売価格は前年比+20%、2025年Q3は+10%と鈍化傾向。賃料上昇率もアパート11%→9.9%に低下。2026年供給急増を控えた調整の兆候が見られる。

ドバイの住宅市場の平均販売価格は、2024年に前年比で20%上昇し、1平方フィートあたり1,597AED(約6,388円)に達しました(*19)。2025年第3四半期も都市全域の住宅価値が前年比で10%上昇し、2020年後半以降、四半期ごとに途切れることなく成長を続けています(*6)。

2025年第1四半期に、アパートメントの賃料が前年比で約11%、ヴィラが9%上昇したとの報告もあります(*20)。2025年上半期の住宅価格は前年同期比で16.6%上昇しました。

この急成長は外国人投資家の流入と供給不足が主な要因です。

5-2 新興エリアは年率20%超の高騰、成熟エリアは安定成長

2025年10月時点の予測では、エリアごとに成長率とリスクが大きく異なるため、投資判断には慎重な分析が必要です。

パーム・ジュメイラなど成熟した高級エリアは年間12%~16%の成長が見込まれており、リスクは低いと評価されています。ドバイヒルズ・エステートなど確立されたエリアは9%~13%の成長予測です。中価格帯のジュメイラ・ヴィレッジ・サークルは5%~8%の成長で中リスクとされています。

一方、インターナショナル・シティなど低価格帯エリアは供給過剰により-2%~+3%の範囲で高リスクと評価されています。また、高級ヴィラは16.8%の価格上昇を記録し、取引量も22.4%増加しました。

5-3 価格上昇が続く理由|外国人流入・供給不足・賃料高騰

ドバイ不動産価格の上昇には、人口増加、外国人投資家の急増、賃料高騰という三大要因があります。

ドバイの人口は2024年に6%増加して390万人に達し、2025年末までに530万人に達すると推定されています(*22)。投資家の流入も加速しており、2025年上半期には約94,700人がドバイ不動産市場に参入し、前年同期比で26%増加しました。このうち59,000人が新規投資家で、前年比22%増となっています。

この強い需要に対し、供給は限定的です。賃料は2025年上半期に前年同期比で9.9%上昇し、需給の逼迫を反映しています。特にヴィラの供給は制約されており、2024年の全取引のわずか6%しか占めていませんが、富裕層購入者からの需要は高い水準を維持しています(*6)。

5-4 2025〜2026年は供給急増で価格鈍化の可能性もあり投資判断に注意

2025年から2027年にかけて15万戸以上の新規住宅が引き渡される予定で、これはドバイの住宅ストックを約20%増加させる規模です(*23)。2026年には約99,686戸のアパートメントと15,284戸のヴィラの引き渡しが予定されており、総引き渡し数は12万戸に達する可能性があります(*24)。

ただし、2025年第1四半期から第3四半期における約束された住宅の引き渡し率はわずか46%で、2022年から2024年の60%から低下しています(*6)。需給バランスの不均衡により2025年から2026年に不動産価格が10%から15%調整される可能性があると予測されています(*24)。

供給増加が予定されているものの、実際の引き渡し遅延も考慮する必要があります。


ドバイマンション購入の流れと必要書類【完全ガイド】

6-1 ドバイマンション購入の5ステップ|物件選定から登記完了まで

ドバイマンション購入は以下の5ステップで完了します。

ドバイマンション購入5ステップ
ステップ 手続き内容 重要ポイント 所要期間
物件選定
エージェント契約
エリア・開発会社の評判・管理費を調査。RERA認可エージェント選定が必須 1-2週間
覚書署名
保証金支払
MOU(覚書)またはフォームFに署名。物件価格の10%を登記受託者に預託 1日
異議なし証明書
取得
開発会社から未払い管理費や料金がないことを証明する書類を取得 1-2日
住宅ローン承認
(利用時のみ)
銀行から事前承認・最終承認を取得。外国人向け融資は物件価格の50-60% 1-2週間
DLD登記
名義変更
ドバイ土地局で全当事者立会のもと手続き。4%のDLD手数料支払い、権利証受領 1日
合計 最短期間 現金購入:2-3週間 / ローン利用:3-5週間

出典:Dubai Land Department (DLD)、RERA (Real Estate Regulatory Agency)、UAE government official procedures(2025年1月時点)

最も時間がかかるのはステップ1の物件選定(1-2週間)で、契約以降は最短4-5日で完了するため、事前のエリア調査と開発会社の評判確認に十分な時間をかけることが成功の鍵となります。

6-2 外国人が準備すべき必要書類3点|パスポート・資金証明・居住証明

外国人購入者に必須の書類は、有効なパスポート予約フォームまたは覚書銀行取引明細書または資金証明書の3点です(*26)。UAE居住者の場合は、これに加えてエミレーツIDと現在のUAEビザを提出します。特定のビザ申請には素行証明書が必要になる場合があります。

住宅ローンを申請する場合は、追加書類として収入証明、通常6ヶ月分の銀行取引明細書、給与証明書が必要です。なお、フリーホールドゾーンでの不動産購入にUAE居住権は不要です(*27。書類は事前に準備しておくことで、手続きがスムーズに進みます。

6-3 契約時の必須確認項目|RERA登録・エスクロー口座・売買契約書

ドバイで営業するすべての不動産ブローカーは、RERA登録が義務付けられており、コンプライアンスと透明性を確保しています(*28)。オフプラン物件を購入する場合、開発会社がRERAに登録されており、資金がDLD承認のエスクロー口座に預けられていることを必ず確認してください(*29)。

売買契約書、またはフォームFや覚書には、購入価格、支払条件、完成日、管理費の精算、債務不履行条項が含まれている必要があります。

再販取引では、開発会社からの異議なし証明書が必要で、未払い金がないことを証明します。エスクロー口座の利用により、購入者の資金が物件引き渡しまで安全に保管されます。


FAQ|ドバイマンション購入でよくある質問

Q
ドバイでマンション購入すると永住権やビザは取得できる?
A

ドバイでは750,000AED(約3,000万円)以上の不動産投資で2年更新可能な居住ビザが取得できます。

ただし物件価格の50%以上を支払済みで、月収10,000AED(約40万円)以上の証明が必要です。2,000,000AED(約8,000万円)以上の投資では10年間有効のゴールデンビザが申請でき、単一物件でも複数物件の合算でも対象となります。住宅ローン物件も銀行の異議なし証明書と不動産評価証明書があればビザ対象です。

Q
ドバイのマンション購入に税金はかかる?
A

ドバイでは外国人を含むすべての不動産所有者に年間固定資産税はありません。

購入時にドバイ土地局登記手数料として物件価格の4%を一度だけ支払います。不動産売却時のキャピタルゲイン税もなく、相続税も課税されません。ただし相続時には名義変更手数料が発生します。

新築物件の初回販売時のみ開発会社が5%の付加価値税を負担しますが、再販物件には適用されません。毎月の公共料金に年間賃貸価値の5%相当の自治体住宅費が含まれます。

Q
ドバイマンションの管理費・維持費は年間いくらかかる?
A

ドバイの管理費は物件タイプと立地により、年間3AED(約120円)から30AED(約1,200円)を1平方フィートあたりに換算した金額です。

アパートメントの平均管理費は10AED(約400円)から25AED(約1,000円)、ヴィラは3AED(約120円)から7AED(約280円)を1平方フィートあたりに適用します。高級開発エリアでは25AED(約1,000円)以上になる場合もあります。

管理費はドバイ土地局とRERAが算定し、透明性と公平性を確保しています。費用にはセキュリティ、造園、清掃、エレベーター保守、プールやジムなどの共用施設管理が含まれます。


まとめ|ドバイマンション購入で成功する3つの鉄則

ドバイマンション購入で成功するには、物件タイプと投資目的を明確にすることが最重要です。スタジオや1ベッドルームは7%から9%の高利回りが期待できる一方、ヴィラは4%~6%の利回りですが長期的な資産価値上昇が見込めます。

エリア選びでは価格より賃貸需要を優先し、ビジネスベイやドバイマリーナなど専門職や駐在員からの安定需要があるエリアを検討してください。

RERA認可エージェントと必ず契約し、エスクロー口座の利用を徹底することで資金の安全性を確保できます。2026年以降は供給急増により価格調整の可能性があるため、市場動向を注視しながら慎重に投資判断を行うことが重要です。

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