ドバイ不動産投資とは?2025年の市場規模を図解で解説

1-1 ドバイ不動産投資が世界の投資家に選ばれる理由
| 都市 | 平均利回り | アパート 利回り |
|---|---|---|
| ドバイ | 6.76% | 7.12% |
| 東京 | 3.0〜4.0% | 3.5% |
| ロンドン | 3.0〜4.0% | 3.5% |
| ニューヨーク | 2.5〜3.5% | 3.0% |
| シンガポール | 2.0〜3.0% | 2.5% |
| 香港 | 2.0〜3.0% | 2.5% |
出典:Property Monitor (Engel & Völkers経由): 「Dubai Rental Yield in 2025(2025年10月)」
ドバイ不動産投資は、世界155カ国から投資家を集める国際市場として注目されています。2025年上半期だけで外国人投資家による投資額は228.35億AED(約9兆1,340億円)に達し、これは前年同期比で40%の成長を記録しました(*1)。この背景には、税制優遇と高利回りという2つの強みがあります。
国際的な評価も高く、ドバイは2025年上半期において主要都市の不動産価値成長率で世界第3位にランクインしました。資産価値の上昇率は5%を記録し、これは世界平均の0.7%を大きく上回る数字です。こうした実績が、世界中の投資家から信頼を集める要因となっています。
さらに、ドバイの賃貸市場は2025年9月時点で平均利回り6.76%を維持しており、アパートでは7.12%、ヴィラでは4.92%という高水準です(*2)。日本国内の不動産利回りが3〜4%程度であることと比較すると、その魅力は明確です。
政治的安定性と透明性の高い法制度も、投資家にとって安心材料となっています。
1-2 2025年の市場規模と取引量の増加をデータで理解する
ドバイ不動産市場は2025年も記録的な成長を続けています。
📈 成長のポイント:
• 2024年通年:30.4兆円(前年比+20%)
• 2025年上半期:17.2兆円(前年同期比+25%)
• 2025年ペース:通年で35兆円超の見込み
出典:Dubai Media Office: 「Dubai real estate transactions exceed AED431 billion in first half of 2025(2025年7月)」、Reuters: 「Dubai Q3 2025 Real Estate Sales Reach Record AED 170.7 billion(2025年10月)」、Dubai Government: 「Dubai’s Real Estate Sector Records AED761 billion in Transactions in 2024(2025年1月)」
2025年上半期の取引件数は125,538件に達し、取引総額は431億AED(約17兆2,400億円)となりました(*1)。これは前年同期比で取引件数が26%増加、取引金額が25%増加したことを示しています。特に注目すべきは、第3四半期だけで59,228件の取引が成立し、これは四半期ベースで過去最高の記録です(*3)。
2024年通年の実績も堅調で、年間取引件数は226,000件、総額は761億AED(約30兆4,400億円)に達しました(*4)。これは前年比で取引件数が36%増加、取引金額が20%増加したことを意味します。2025年は1月から9月までで既に158,200件の取引が成立し、総額は498.8億AED(約19兆9,520億円)に達しており、前年同期比で20.5%の増加を記録しています。
市場の成長を支える要因として、ドバイの人口増加が挙げられます。2025年上半期には59,075人の新規投資家が市場に参入し、投資総額は157億AED(約6兆2,800億円)に達しました(*1)。こうした継続的な需要の拡大が、市場の安定性と成長性を裏付けています。
ドバイ不動産投資の7つのメリット

2-1高利回りを狙いやすい市場である
ドバイ不動産の最大の魅力は、世界トップクラスの賃貸利回りにあります。
2025年9月時点で市場全体の平均利回りは6.76%を記録しており、アパートは7.12%、ヴィラは4.92%という水準です(*2)。これは東京やロンドン、ニューヨークなどの主要都市と比較して2倍以上の利回りとなっています。
エリア別で見ると、さらに高い利回りを実現できる地域も存在します。ドバイ・インベストメント・パークでは9.43%、ドバイ・スポーツシティでは8.24%、ジュメイラ・ヴィレッジ・サークルでは7.59%の利回りが期待できます。初期投資額を抑えながら高収益を狙える点が、多くの投資家を惹きつける理由です。
賃貸需要の堅調さも利回りを支える重要な要素です。2024年の賃料上昇率は最大15%に達し、投資家にとって魅力的な環境が整っています。観光客やビジネスパーソンの継続的な流入により、短期・長期どちらの賃貸市場も活発な状態が続いています。
2-2 世界的に需要が伸びる国際都市である
ドバイは国際的な不動産投資先として急速に成長を続けています。この多様性は、特定の国や地域の経済状況に左右されにくい安定した市場環境を生み出しています。
不動産価値の成長率においても、ドバイは世界主要都市の中で第3位にランクインしました。2025年末までにプライム住宅価格が8〜9.9%上昇すると予測されており、今後も成長が期待されています。
人口増加も需要を支える重要な要因です。2024年には110,000人の新規投資家が不動産市場に参入し、前年比55%の大幅な増加を記録しました。長期居住ビザ制度の導入やドバイ2040都市マスタープランの推進により、中長期的な需要基盤が確立されています。
2-3 購入から運用までの手続きがわかりやすい
ドバイの不動産購入手続きは、デジタル化と透明性の高さが特徴です。ドバイ土地局が提供するRESTアプリを利用すれば、オンラインで完結する不動産登記が可能になっており、必要書類が揃っていれば1営業日以内に手続きが完了します(*5)。これは世界的に見ても非常に効率的なシステムです。
購入時にかかる費用も明確に定められています。登記手数料は物件価格の4%に加えて580AED(約2万3,200円)の事務手数料のみで、複雑な追加費用はありません。デベロッパーからの異議なし証明書の取得費用は500〜5,000AED(約2万円から20万円)程度が一般的ですが、これも取引の透明性を担保するための標準的な手続きです。
外国人投資家にとっても手続きのハードルは低く設定されています。
パスポートと居住証明があれば購入が可能で、現地での口座開設も比較的スムーズに進められます。専門の法律事務所やコンサルタントが充実しているため、英語での対応も問題なく、初心者でも安心して投資を始められる環境が整っています。
2-4 家賃収入と値上がり益の両方を狙える
ドバイ不動産投資の魅力は、インカムゲインとキャピタルゲインの両方を期待できる点にあります。
2025年上半期における住宅価格は年率14%の上昇を記録し、特にアパートは19.1%、ヴィラは28.7%という高い伸びを示しました(*6)。同時に、賃貸利回りも平均6.7%を維持しており、家賃収入による安定したキャッシュフローも確保できます(*7)。
オフプラン物件では、さらに大きな値上がり益が期待できます。人気エリアでは完成前に15〜20%の価格上昇が見られ、引き渡し時には購入価格を大きく上回る評価額になるケースも少なくありません。賃貸開始と同時に高い利回りも得られるため、総合的なリターンは年間20%を超えることもあります。
市場の成長性を裏付けるデータとして、2025年第2四半期の住宅価格は前年同期比で大幅に上昇しています。立地の良い物件や新興開発エリアでは、中長期的な資産価値の上昇が見込まれており、出口戦略の選択肢も豊富です。売却時のキャピタルゲイン税がゼロという税制も、投資効率を高める重要な要素となっています。
2-5 法整備が進んでおり投資環境が安定している
ドバイの不動産市場は、厳格な法規制と透明性の高いシステムによって保護されています。
2024年10月に発表された「ドバイ不動産セクター戦略2033」では、今後の取引件数を70%増加させ、年間市場規模を1兆AED(約40兆円)に拡大する目標が掲げられています(*8)。この長期戦略により、投資環境の安定性が政府レベルで保証されています。
投資家保護の仕組みも充実しています。不動産規制庁が管理するエスクロー口座制度により、オフプラン物件の購入資金は専用銀行口座で保護され、建設の進捗に応じてのみデベロッパーへ資金が支払われます。この制度は2007年の法律第8号で義務化されており、投資家の権利が法的に守られています。
市場の健全性も維持されています。2024〜2025年のデータによると、不動産投機は市場活動の20%以内に抑えられており、過度な投機による価格の乱高下リスクは低い状態です。規制当局による監視体制が機能しているため、初心者投資家でも安心して市場に参入できる環境が整っています。
2-6 オフプランで将来の値上がりが期待しやすい
オフプラン物件は、ドバイ不動産投資で高いリターンを狙える有力な選択肢です。2025年第2四半期には約37,000件のオフプラン取引が成立し、平均取引価格は3.1百万AED(約1億2,400万円)に達しました(*9)。市場全体におけるオフプランの割合は、取引件数で73%、取引金額で66%を占めており、投資家の関心の高さがうかがえます。
価格面での優位性も魅力的です。オフプラン物件は完成済み物件と比較して15〜30%程度安価に設定されており、引き渡し時には大きな含み益が期待できます。分割払いが可能な物件も多く、初期投資額を抑えながら資産形成ができる点も、投資家にとってメリットとなっています。
デベロッパーの信頼性も向上しています。2022年には平均7カ月だった完成遅延期間が、2024年にはわずか2カ月にまで短縮されました(*10)。2022年から2024年にかけて、174,000戸のうち97,000戸が予定通り引き渡されており、完成率は56%に達しています。信頼できる大手デベロッパーを選定すれば、遅延リスクを最小限に抑えることが可能です。
大手デベロッパーEMAARについては、こちらで詳しく書いています↓
2-7 税制面で投資効率が高い
ドバイの税制は、投資家にとって世界で最も有利な環境の一つです。
個人投資家に対する所得税は0%であり、不動産からの賃貸収入に課税されることはありません(*11)。さらに、物件売却時のキャピタルゲイン税も0%、相続税も0%という三重のメリットがあります。
法人税についても、個人の不動産投資家は対象外となっています。2025年に導入された法人税制では、年間利益が375,000AED(約1,500万円)を超える法人のみが9%の税率を適用されますが、個人で物件を保有する限りこの税金は発生しません。実質的に、得られた収益のほぼ全額を手元に残せる仕組みです。
購入時にかかる費用は、ドバイ土地局への一度きりの登記手数料4%のみです(*5)。日本のような固定資産税や都市計画税は存在せず、毎年の保有コストが極めて低いことも大きな利点です。
こうした税制優遇により、他国と比較して投資効率が大幅に高まり、長期的な資産形成に有利な環境が整っています。
ドバイ不動産投資の5つのリスクと対策

3-1 価格変動リスクを理解した上で購入判断する
ドバイ不動産市場は2025年も力強い成長を続けています。
2025年上半期の住宅価格は前年比で20.7%という高い上昇率を記録し、世界的に見ても注目すべき投資先となっています(*7)。アパート価格が19.1%上昇、ヴィラは28.7%と大幅に上昇しており(*6)、物件タイプによって異なる成長パターンが投資家に多様な選択肢を提供しています。
専門家は今後の成長ペースを年間5〜8%程度と予測していますが、これは市場が健全な成熟段階に移行していることを示す前向きな兆候です。急激な成長から安定成長へのシフトは、持続可能な資産形成を目指す投資家にとって歓迎すべき変化と言えます。
人口増加やドバイ2040都市マスタープランによるインフラ整備により、中長期的な需要基盤は依然として強固です。
投資戦略としては、賃貸収入による安定したキャッシュフローと資産価値の上昇の両方を享受する中長期保有が推奨されます。エリアごとの成長特性を理解し、自身の投資目的に合った物件を選定することで、市場の成長を最大限に活用できます。
市場調査会社の予測データを参考に、タイミングを見極めた投資判断を行うことが成功への鍵となります。
3-2 デベロッパー選びを間違えると完成遅延が起きやすい
オフプラン投資において、デベロッパーの信頼性は収益に直結する重要な要素です。
過去20年間のデータによると、大手デベロッパーであっても約44.5%のプロジェクトで遅延が発生しており、平均遅延期間は14カ月を超えるケースもありました(*10)。ドバイには173のデベロッパーが存在しますが、完成スケジュールを守る実績には大きなばらつきがあります。
一方で、業界全体の改善傾向も見られます。2022年には平均7カ月だった遅延期間が、2024年には2カ月にまで短縮されました。2022年から2024年の間に、計画された174,000戸のうち97,000戸が予定通り引き渡されており、完成率は56%に達しています。市場全体の透明性が向上していることは事実です。
リスクを回避するためには、過去の実績を慎重に調査することが不可欠です。
EMAAR、Nakheelなどの大手デベロッパーは完成実績が豊富であり、相対的に安心できる選択肢です。契約前に完成予定日の記載を確認し、法律上は予定日から最大1年の遅延が許容されていることも理解しておく必要があります。
3-3 空室や賃貸需要の変動に備える必要がある
賃貸需要は市場環境によって変動するため、空室リスクへの備えが必要です。
オフィス市場では2025年第3四半期の空室率が7.5%まで低下し、需給が引き締まっている状況ですが(*12)、住宅市場では地域や物件タイプによって需要に差があります。2025年第2四半期の長期賃貸契約件数は前年比で6.3%減少しており(*13)、市場の変化に注意が必要です。
短期賃貸市場は比較的安定しています。2025年第2四半期の平均稼働率は63%を記録し、立地やサービスが優れた物件では90%の高稼働率を実現しています。ただし、短期賃貸には管理の手間やコストがかかるため、運用方針を明確にしておく必要があります。
空室リスクを軽減するには、需要の高いエリアと物件タイプを選ぶことが基本です。ドバイマリーナやビジネスベイなど、駅やオフィスに近い立地は安定した需要が見込めます。
また、物件管理会社と提携して賃貸募集や入居者対応を任せることで、遠隔地からの投資でも空室期間を最小化できます。
3-4 管理会社の質で収益が変わるリスクがある
物件管理会社の選定は、賃貸収入の実質利回りに大きく影響します。
ドバイの管理手数料は、長期賃貸の場合で年間賃貸収入の5〜7%が一般的ですが、短期賃貸では15〜25%と高額になります(*14)。管理会社によってサービス内容や質が異なるため、手数料だけでなく対応力も重視する必要があります。
追加費用にも注意が必要です。
修繕工事の手配には実費に加えて10〜20%の手数料が上乗せされ、物件検査には1回あたり1,000〜2,500AED(約4万円から10万円)の費用がかかります。年間賃料が100,000AED(約400万円)未満の物件では定額制で5,000AED(約20万円)、それ以上では賃料の5%という料金体系を採用する会社もあります。
質の高い管理会社を選ぶためには、複数社から見積もりを取り、サービス内容を比較することが重要です。入居者トラブルへの対応速度、メンテナンスの質、財務報告の透明性などを確認しましょう。
信頼できる管理会社と契約すれば、遠隔地からの投資でも安定した収益を確保できます。
3-5 契約条件の理解不足でトラブルになる可能性がある
不動産契約の条件を正確に理解しないまま購入すると、後にトラブルに発展するリスクがあります。
ドバイでは、オフプラン物件の契約には不動産規制庁が承認した売買契約書テンプレートの使用が義務付けられており、購入者保護条項が含まれています(*5)。しかし、契約書は英語で記載されているため、専門用語の理解が不十分だと重要な条件を見落とす可能性があります。
支払いスケジュールと引き渡し条件は特に注意が必要です。エスクロー口座制度により購入資金は保護されていますが、建設の進捗に応じた分割払いの詳細は契約ごとに異なります。
また、デベロッパーには予定完成日から最大12カ月の遅延が法的に認められているため、この点を理解せずに投資計画を立てると資金繰りに影響が出ることがあります。
トラブルを回避するには、契約前に必ず専門家のレビューを受けることが推奨されます。現地の弁護士や不動産コンサルタントに契約書のチェックを依頼し、支払い条件、違約金条項、品質保証、引き渡し基準などを確認しましょう。不明点は必ず質問し、納得してから契約を進めることで、後のトラブルを防げます。
ドバイ不動産投資の人気エリア3選|利回り比較

4-1 ドバイマリーナは利回りと利便性のバランスが高い

ドバイマリーナは、高い利回りと都市生活の利便性を兼ね備えた人気エリアです。
2025年の平均利回りは6.15%を記録しており、短期賃貸では6.24%、長期賃貸では5.8%という安定した収益が期待できます(*2)。都心へのアクセスの良さと充実した商業施設により、賃貸需要が常に高い水準を維持しています。
取引実績も市場全体をリードしています。
2025年上半期の取引総額は25.1億AED(約1兆400億円)に達し、ドバイ全エリアの中で最大の取引規模を誇ります(*1)。取引件数も6,428件を記録し、投資家からの注目度の高さを示しています。この活発な取引市場により、購入後の売却もスムーズに進めやすい環境です。
物件価格は平米単価で約1,856AED(約7万4,240円)が平均的な水準となっており、スタジオタイプのアパートは約355,839AED(約1,423万円)から購入可能です。
メトロ駅や高級ショッピングモール、レストラン街が徒歩圏内にあるため、単身者やカップルからの賃貸需要が高く、空室リスクが低いエリアとして初心者投資家にも推奨できます。
ドバイマリーナの詳細な投資情報については、こちらで詳しく書いています↓
4-2 ダウンタウンは値上がり期待が大きい注目エリア

ダウンタウン・ドバイは、ブルジュ・ハリファを中心とした高級エリアとして資産価値の上昇が顕著です。
2023年から2025年第1四半期にかけて、中古市場の平米単価は2,448AED(約9万7,920円)から2,874AED(約11万4,960円)へと上昇し、17.4%の価格上昇を記録しました(*15)。この成長率は市場全体を上回るペースであり、今後も継続的な値上がりが期待されています。
賃貸利回りも魅力的な水準を維持しています。1ベッドルームアパートの平均利回りは5.81%であり、エリア全体では5.2〜6.5%の範囲で推移しています。ブルジュ・ハリファ周辺の2025年上半期取引総額は17.1億AED(約6,840億円)に達し(*1)、高級物件市場としての地位を確立しています。
特定の物件では更に高い価格上昇が見られます。29ブルジュ・ブールバードなどのフラッグシップ物件では、2024年から2025年にかけて15%以上の価値上昇を記録しており、他の物件でも7〜10%の上昇が一般的です。
世界的なランドマークを擁する立地の希少性が、長期的な資産価値の向上を支えています。
ダウンタウンの詳細な投資情報については、こちらで詳しく書いています↓
4-3 ジェベルアリ周辺は手頃な価格と安定需要が魅力
ジェベルアリ地域は、比較的手頃な価格で投資を始められるエリアとして注目されています。
物件価格は600,000AED(約2,400万円)程度からスタートし、予想投資収益率は6〜8%、平均賃貸利回りは7〜8%と高い水準を維持しています(*16)。初期投資を抑えながら高利回りを狙える点が、資金に限りのある投資家にとって魅力となっています。
成長性も期待できる地域です。年間成長率は5〜7%のペースで加速しており、産業・物流エリアとしての開発と住宅地の拡大が同時に進んでいます。
パーム・ジェベルアリの再開発プロジェクトも進行中で、2028年までに拡張されるメトロ路線により交通インフラも大幅に改善される計画です。
専門家は今後5年間で25〜30%の価値上昇を予測しており、長期投資先として有望視されています。港湾や自由貿易区域に近い戦略的立地が、ビジネス利用者や家族層からの安定した需要を生んでいます。
未開発の土地も多く残されており、将来的な開発余地が資産価値の上昇を後押しすると見られています。
ドバイ不動産投資の物件タイプ|アパート・ヴィラ・オフプラン比較

5-1 アパートは少額から始めやすく賃貸需要が高い
アパートは、ドバイ不動産投資の中で最も手軽に始められる物件タイプです。平均賃貸利回りは7.12%と高水準であり、ヴィラの4.92%と比較して約2%以上高い収益性を誇ります(*2)。2025年第1四半期の新規供給では、完成物件の79%をアパートが占めており、流動性の高さも魅力です。
立地を選べば更に高い利回りも実現可能です。
ジュメイラ・ヴィレッジ・サークルでは7.87%、ドバイ・スポーツシティでは8.24%、スタジオタイプに限定すれば7〜10%の利回りを狙えるエリアも存在します。単身者や若いビジネスパーソンからの需要が常に高く、空室リスクが低い点も初心者投資家に適しています。
価格上昇も堅調です。2025年のアパート価格は前年比で19.1%上昇し、取引も活発に行われています(*9)。初期投資額が比較的少なく済むため、複数物件への分散投資も可能であり、リスクヘッジの観点からも有利な選択肢となります。
5-2 ヴィラは長期保有で価値が上がりやすい物件タイプ
ヴィラは、キャピタルゲインを重視する投資家に適した物件タイプです。
2025年のヴィラ価格は前年比で28.7%という大幅な上昇を記録し、アパートの19.1%を大きく上回る成長率を示しました(*9)。賃貸利回りは4.92%とアパートより低いものの、資産価値の上昇により総合的なリターンは魅力的です(*2)。
需要の質も異なります。ヴィラは広いスペースとプライバシーを求める家族層がターゲットであり、一度入居すると長期間住み続ける傾向があります(*17)。安定した賃貸収入を確保しやすく、入居者の入れ替わりに伴うコストも削減できます。
ザ・オアシスやザ・バレーなどの新興住宅地では、インフラ整備により今後の価値上昇が期待されています。
プレミアム市場としてのポジションも確立されています。富裕層の流入が続く中、高級ヴィラの需要は堅調に推移しており、希少性の高い立地では供給不足の状態です。中長期的な資産形成を目指す投資家にとって、ヴィラは有力な選択肢となります。
5-3 オフプランは価格上昇を狙えるが選定が重要
オフプラン物件は、完成前の段階で購入することで大きな値上がり益を狙える投資方法です。
2025年第2四半期には約37,000件の取引が成立し、平均取引価格は3100万AED(約1億2,400万円)に達しました(*9)。市場全体の取引件数の73%、取引金額の66%をオフプランが占めており、投資家の主要な選択肢となっています。
価格面での優位性が最大の魅力です。
オフプラン物件は完成済み物件と比較して15〜30%安価に設定されており、引き渡し時には大きな含み益が期待できます。分割払いが可能なケースも多く、初期投資額を抑えながら資産形成ができる点も投資家に支持されています。
デベロッパーの信頼性が投資成功の鍵です。完成遅延の中央値は2024年時点で2カ月にまで改善されましたが(*10)、過去のデータでは遅延率が高いケースもありました。2022年から2024年の間に計画された174,000戸のうち97,000戸が予定通り引き渡され、完成率は56%です。
実績のある大手デベロッパーを選ぶことで、リスクを最小化できます。
【初心者向け】ドバイ不動産投資の始め方|6ステップで解説

STEP1|目的と予算を決めて投資計画をつくる
投資を始める前に、明確な目的と予算設定が不可欠です。
賃貸収入による安定したキャッシュフローを重視するのか、値上がり益による資産増加を目指すのかによって、選ぶべき物件タイプやエリアが変わります。ゴールデンビザの取得を目指す場合は、最低200万AED(約8,000万円)以上の不動産投資が必要になります。
初期投資額の目安を把握しましょう。
エントリーレベルの物件では、スタジオタイプが60〜90万AED(約2,400万円から3,600万円)、1ベッドルームアパートが1〜150万AED(約4,000万円から6,000万円)程度が一般的です。外国人が住宅ローンを利用する場合、物件価格500万AED(約2億円)未満では頭金20〜25%、それ以上では30%が必要となります。
資金計画には諸費用も含めて考える必要があります。登記手数料4%、仲介手数料2%、その他諸費用を合わせると、物件価格の約8〜10%の追加費用がかかります。賃貸運用を想定する場合は、管理費や修繕費も考慮した上で、年間のキャッシュフローをシミュレーションすることが重要です。
STEP2|信頼できる不動産会社に相談して情報を集める
ドバイで不動産取引を行う際は、不動産規制庁RERAに登録された正規のライセンス業者を選ぶことが必須です。すべての不動産仲介業者と開発会社はRERAへの登録が義務付けられており、無登録業者との取引は法的保護を受けられません。RERAの公式ウェブサイトでライセンス番号を確認し、業者の信頼性を確かめましょう。
仲介手数料の相場を理解しておくことも大切です。
購入時の仲介手数料は通常、物件価格の2%が買主負担となります。手数料が極端に安い業者や、前払いを要求する業者には注意が必要です。複数の業者から物件提案を受け、サービス内容やアフターフォローの質を比較検討しましょう。
日本語対応が可能な業者を選ぶと、契約内容の理解がスムーズです。現地の法律や商習慣に精通した業者であれば、物件選定から契約、引き渡しまでの全プロセスでサポートを受けられます。
投資経験が豊富な業者は、エリアごとの賃貸需要や将来の開発計画についても詳しく、投資判断の参考になる情報を提供してくれます。
STEP3|希望条件に合う物件を比較し候補を絞る
物件選定では、外国人が完全所有権を持てるフリーホールドゾーンから選ぶ必要があります。
ドバイには50以上のフリーホールドエリアが指定されており、ドバイマリーナ、ダウンタウン、パーム・ジュメイラ、ビジネスベイ、ジュメイラ・レイク・タワーズ、ドバイ・ヒルズ・エステート、アラビアン・ランチェスなどが代表的です。
物件タイプは投資目的に応じて選択します。高利回りを優先するならアパート、資産価値の上昇を重視するならヴィラ、初期費用を抑えて将来の値上がりを狙うならオフプランが適しています。
立地は賃貸需要に直結するため、メトロ駅やオフィス街、商業施設へのアクセスを確認しましょう。
複数の候補物件を比較する際は、平米単価、築年数、設備の状態、管理費の額、周辺環境を総合的に評価します。オンラインの物件情報だけでなく、実際の賃貸相場や過去の売買事例も調査し、投資価値を客観的に判断することが重要です。
STEP4|オンライン内覧または現地視察で物件を確認する
遠隔地からの投資では、バーチャル内覧サービスの活用が効果的です。
ドバイの主要不動産会社は3Dウォークスルー技術を使った仮想内覧を提供しており、物件の間取りや設備を詳細に確認できます(*18)。360度カメラによる撮影映像により、実際に現地を訪れなくても物件の雰囲気を把握できます。
ライブビデオ通話による内覧サービスも広く利用されています。担当エージェントが現地から物件をリアルタイムで案内し、購入者の質問にその場で答える形式です。窓からの眺望、日当たり、周辺環境など、静止画では分かりにくい要素も確認でき、投資判断の精度を高められます。
可能であれば、最終決定前に現地視察を行うことが理想的です。実際に物件を訪れることで、周辺の交通状況、商業施設の充実度、治安などを肌で感じられます。複数物件を1日で回れるよう、事前にスケジュールを組んでおくと効率的です。
現地視察が難しい場合でも、信頼できる第三者に代理で視察を依頼する方法もあります。
STEP5|契約・支払いなど購入手続きを進める
購入を決定したら、まず予約金を支払います。一般的な予約金は物件価格の10%であり、この時点で物件が仮押さえされます。
次に売買契約書の内容を精査し、支払いスケジュール、引き渡し条件、違約金条項などを確認します。不明点があれば必ず質問し、納得してから署名しましょう。
ドバイ土地局への登記手続きには、物件価格の4%に加えて580AED(約2万3,200円)の事務手数料がかかります(*5)。デベロッパーからの異議なし証明書の取得費用は500〜5,000AED(約2万円から20万円)が目安です。必要書類が揃っていれば、登記は1営業日以内に完了します。
支払いはオフプランと完成物件で方法が異なります。
オフプラン物件の場合、建設進捗に応じた分割払いが一般的で、資金はRERA承認のエスクロー口座に保護されます。完成物件の場合は、契約時に全額または残金を支払い、登記完了後に所有権が移転します。海外送金には数日かかるため、余裕を持ったスケジュールで手続きを進めることが重要です。
ドバイでの銀行口座開設については、こちらで詳しく書いています↓
STEP6|購入後の管理・賃貸運用・出口戦略を決める
物件取得後の運用方針を決定します。長期賃貸の場合、管理会社への委託手数料は年間賃料の5〜7%が相場であり、短期賃貸では15〜25%と高額になります(*14)。フルサービスの管理委託では、入居者募集、契約手続き、家賃回収、メンテナンス手配、法令対応まで一括で任せられます。
法定コストも把握しておく必要があります。ドバイ自治体住宅費として年間賃料の5%が課税されますが、これは契約条件により賃借人に転嫁することも可能です。
また、すべての賃貸契約はEJARIシステムへの登録が義務付けられています。この登録により、契約内容が公式に記録され、紛争時の保護が受けられます。
出口戦略も事前に検討しましょう。
売却を検討する場合、市場動向を見ながら適切なタイミングを判断します。キャピタルゲイン税がゼロのため、売却益の全額を受け取れる点が有利です。長期保有を選択する場合は、定期的な物件メンテナンスと賃料の見直しにより、資産価値を維持することが重要です。
FAQ|ドバイ不動産投資についてよくある質問
- Qドバイ不動産は値下がりする可能性はある?
- A
ドバイ不動産は2025年上半期まで年率14%の価格上昇を続けていますが、専門家は今後の成長ペースが年間5〜8%程度に落ち着くと予測しています。
過去には2008年金融危機や2014〜2018年に価格調整を経験しており、短期的な変動リスクは存在します。2025年には66,596戸の新規供給が見込まれ、需給バランスの変化にも注意が必要です。ただし、人口増加と都市開発計画により、中長期的には安定した成長が期待されています。
- Q日本から購入した場合のトラブルはどう防げる?
- A
すべてのオフプラン物件の支払いは、2007年法律第8号によりRERAが承認したエスクロー口座での保護が義務付けられています。
資金は建設の進捗確認後にのみデベロッパーへ支払われ、違反があればRERAがライセンス停止や罰金を科す権限を持ちます。取引はドバイ土地局での登記により法的権利が確定し、RERA登録業者のみが取引を行えます。契約前に必ずライセンス番号を確認し、専門家による契約書レビューを受けることでトラブルを防げます。
- Q不動産管理や賃貸募集はどこまで任せられる?
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フルサービスの管理会社に委託すれば、入居者の募集・審査、賃貸契約の作成、家賃回収、物件メンテナンス、法令遵守、契約更新、トラブル対応まですべてを任せられます。
手数料は住宅長期賃貸で年間賃料の8〜10%、基本サービスのみなら5〜7%です。サービス内容には、入居者の信用調査、定期的な物件検査、修繕業者の手配、賃料の送金代行などが含まれます。日本からの遠隔投資でも、信頼できる管理会社と契約することで安定した運用が可能です。
まとめ|2026年にドバイ不動産投資を始める3つの理由
ドバイ不動産投資を2025年に始めるべき理由は、高利回り、税制優遇、市場成長性の3つです。
平均利回り6.76%という世界トップクラスの収益性に加え、所得税・キャピタルゲイン税・相続税がすべてゼロという税制環境は、投資効率を最大化します。2025年上半期の取引総額は431億AED(約17兆2,400億円)に達し、世界155カ国からの投資が集まる国際市場として確立されています。
初心者でも1営業日で完了する登記手続きやバーチャル内覧サービスにより、遠隔地からでも安心して投資できます。ドバイ不動産投資を始める絶好のタイミングです。
▶︎ 今後のドバイのインフラ整備と不動産市場への影響について、もっと詳しく知りたい方はこちらもどうぞ
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出典元
- *1 Dubai Media Office:「Dubai real estate transactions exceed AED431 billion in first half of 2025」
- *2 Property Monitor (Engel & Völkers経由):「Dubai Rental Yield in 2025」
- *3 Reuters:「Dubai Q3 2025 Real Estate Sales Reach Record AED 170.7 billion」
- *4 Dubai Government:「Dubai’s Real Estate Sector Records AED761 billion in Transactions in 2024」
- *5 ドバイ土地局:「Property Sale Registration」
- *6 CBRE UAE:「UAE’s Real Estate Continue to Thrive in Q2 2025」
- *7 Deloitte Middle East:「Dubai Real Estate Predictions 2025」
- *8 ドバイ土地局:「Dubai Real Estate Sector Strategy 2033」
- *9 ValuStrat:「Dubai Real Estate Market Hits Record High in Q2 2025」
- *10 Tranio Research:「Lessons Learned: Dubai Development Delays Halved in 2024」
- *11 UAE財務省:「No Income Tax and Full Profit Transfer」
- *12 Prelaunch.ae:「Dubai Office Vacancy Rates 2025」
- *13 Air-DXB Market Report:「The Dubai Real Estate & Short Let Market Report Q2 2025」
- *14 Engel & Völkers Dubai:「Understanding Property Management Fee Structure in Dubai」
- *15 Driven Properties:「Downtown Dubai Property Market: 2025 Trends & Insights」
- *16 Tucano Realty:「Jebel Ali Real Estate Investment Guide」
- *17 Emaar Properties:「Villas vs. Apartments in Dubai」
- *18 Range International Property:「Virtual Property Tours Dubai」



